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介護認定の結果通知が届いたら?【要支援・要介護】7段階の違いと次のステップを解説

第2章:介護認定を受けてみよう 第4回

【結果通知】 「要支援」 「要介護」 7段階の違いを徹底解説!認定結果の見方と活用法


介護保険の申請をしてしばらくすると、自宅に届く「介護認定結果通知書」。そこには「要支援1」「要介護3」などの文言が記載されていますが、はじめて目にした方にとっては、正直ピンとこないことも多いのではないでしょうか?今回はその違いやそれぞれの対応方法について解説します。


【結果通知】 「要支援」 「要介護」 7段階の違いを徹底解説!認定結果の見方と活用法

■ 介護認定の結果はどう届く?

介護認定の申請から約1か月後、自治体から以下の2点が郵送されてきます。

  • 介護保険 認定結果通知書

  • 介護保険 被保険者証(更新済み)

この通知書が、今後の介護サービスを受けるうえでの“パスポート”になります。ですが、多くの方がこの段階で「結局どうすればいいの?」と悩んでしまいます。



■ 7段階の認定区分とは?

介護認定には「要支援」「要介護」という区分があり、それぞれに段階があります。

区分

等級

主な状態像

サービスの特徴

非該当(自立)

-

基本的に介護は不要

介護保険サービスは使えないが、地域の一般高齢者支援は利用可能

要支援

1

軽度の支援が必要(買い物・掃除がやや困難など)

介護予防サービスが中心


2

日常生活に継続的な支援が必要

サービスの頻度・時間がやや増える

要介護

1

一部の動作に介助が必要(入浴・排泄など)

基本的な在宅介護サービスが利用可能


2

立ち上がり・移動などの介助が増加

デイサービスや訪問介護の利用が現実的になる


3

日常生活の多くに介助が必要

本格的な介護サービスが必要


4

ほぼ常時の介護が必要

訪問看護や夜間対応も検討


5

全面的に介護が必要。寝たきり・認知症の進行など

施設介護の検討も現実的に

POINT:数字が大きくなるほど、介護の必要性が高い状態を示します。



■ 実際の事例で見る「要支援」と「要介護」の違い

事例①:要支援1のケース(74歳・女性)

  • 認定理由:転倒しやすくなり、買い物や洗濯などに不安がある。

  • 支援内容:週1回の訪問介護(掃除・買い物代行)、週1回の介護予防体操教室。

  • 本人の様子:「人と話す時間ができて、気持ちが明るくなった」と前向きに。

→ 要支援の段階では、自立支援・介護予防がメインになります。できることを維持し、なるべく「要介護」に進まないようサポートします。


事例②:要介護3のケース(82歳・男性)

  • 認定理由:脳梗塞の後遺症で半身に麻痺があり、トイレ・入浴・食事に介助が必要。

  • 支援内容:週5日のデイサービス利用、訪問入浴、福祉用具のレンタル(手すり・ポータブルトイレなど)。

  • 家族の声:「在宅介護だけでは限界だったが、プロの支援が入って安心した」

→ 要介護3以上になると、日常生活の大部分に介助が必要になり、サービスの利用量・頻度も大きくなります。



■ 認定結果通知書の見方と重要ポイント

通知書には以下のような情報が記載されています。

  • 認定区分(例:要介護2)

  • 認定の有効期間(例:2025年9月1日~2026年8月31日)

  • 主治医意見書の概要

  • 介護認定審査会の総合的な判定理由


チェックしておきたいこと:

  1. 区分の確認:要支援/要介護のどちらか?

  2. 有効期間の確認:期限が近づいたら更新申請を忘れずに!

  3. 理由欄の確認:なぜその判定になったのか、納得できる内容か?



■ 認定結果に不服がある場合の対応方法

「もっと支援が必要なのに、軽すぎる認定では?」と思うこともあるかもしれません。そんな時は以下の対応が可能です。

1. 市区町村に再調査を依頼する(区分変更申請)

  • 状況が悪化している場合、申請可能。

  • 主治医の意見書やケアマネの助言が有効。

2. 不服申し立て(審査請求)

  • 認定結果通知を受け取ってから60日以内に、都道府県の「介護保険審査会」に請求可能。

再審査には時間がかかるため、まずは地域包括支援センターやケアマネージャーに相談するのが現実的です。


認定を受けただけではサービスは始まりません。ケアプランの作成=サービスのスタートラインです。

■ 認定を受けたら次にやるべきこと

認定が出た後、すぐに動き出すことが大切です。

要支援の方:

  • 地域包括支援センターに相談

  • 介護予防ケアプランの作成

要介護の方:

  • ケアマネジャーの選定

  • ケアプランの作成とサービス事業者の手配

認定を受けただけではサービスは始まりません。ケアプランの作成=サービスのスタートラインです。



■ まとめ:認定結果は“スタート地点”

介護認定の「要支援」や「要介護」は、単なるラベルではありません。それは、本人やご家族が今後の暮らしをどう築いていくかの大切な“指針”です。

  • 数字の意味を理解し、

  • 必要なサービスを賢く選び、

  • 自立支援や負担軽減を目指す。

そんな姿勢が、介護生活の質を大きく左右します。


また介護施設入所にあたり介護度が必要な施設がほとんどです。介護度によって施設費用の総額が変わってきます。そういった細かな面も「あんしんホーム」が相談に乗らせていただきます。

私たち「あんしんホーム」は、千葉県(千葉市、船橋市、市川市、松戸市など実績多数!)を拠点に、東京都・神奈川県・大阪府・兵庫県・愛知県名古屋市にも支店を展開し、あなたの施設探しを全力でサポートいたします。

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あんしんホームは、千葉県(千葉市、船橋市、市川市、松戸市、習志野市、浦安市など実績多数!)を拠点に、東京都・神奈川県・大阪府・兵庫県・愛知県名古屋市にも支店を展開している医療国家資格者が対応する老人ホーム・シニアホーム紹介センターです。

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