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2025年版【認定調査】何を聞かれる?要介護認定の「訪問調査」で準備しておくことリスト

【第2章:介護認定を受けてみよう】第2回

【認定調査】何を聞かれる?要介護認定の「訪問調査」で準備しておくことリスト


介護保険サービスを利用するには、まず「要介護認定」を受ける必要があります。この認定の中でも、特に重要なステップとなるのが「認定調査」。

調査員が自宅を訪問し、本人の心身の状態や生活の様子を細かく確認します。

しかし、「何を聞かれるの?」「準備って何をすればいいの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、認定調査の流れや注意点、事前に準備しておきたいことを丁寧に解説します。


【認定調査】何を聞かれる?要介護認定の「訪問調査」で準備しておくことリスト

■ 認定調査とは? 〜介護サービスのスタートライン〜

認定調査は、介護保険の申請後に行われる正式な調査で、市区町村の職員や委託を受けた専門調査員が、自宅や施設を訪問して実施します。

この調査では、全国共通の「74項目」に基づき、本人の心身の機能や日常生活の自立度をチェックします。具体的には以下のような観点から評価されます:

  • 身体機能・動作(立ち上がり、歩行、食事、排泄など)

  • 生活機能(洗顔、着替え、入浴、服薬管理など)

  • 認知機能(記憶力、見当識、理解力、意思の伝達など)

  • 精神・行動面(情緒の安定、徘徊の有無、妄想や興奮など)

  • 社会生活への適応(外出の頻度、人との交流など)

調査結果は、その後の一次判定(コンピューターによる判定)に反映され、さらに主治医の意見書や介護認定審査会の判断を経て、最終的な「要介護度」が決定されます。



■ 見落としがちなポイント:「良く見せよう」と思わないこと

本人や家族としては、つい「普段より元気に見せてしまう」「できることをアピールしてしまう」といったことが起こりがちです。

ですが、認定調査で大切なのは「本来の生活状況・困っていることを正確に伝える」こと。一時的に頑張って見せても、その後の介護サービスが適切に受けられない恐れがあります。

たとえば、普段は介助がないと入浴できないのに、「今日は大丈夫そうだから」と一人で入浴できるかのように振る舞うと、実態が正しく伝わりません。

これはご本人にとっても、介護を担うご家族にとっても、結果的に「必要な支援が受けられない」という大きなデメリットにつながります。




■ 認定調査前に準備しておくべきこと【チェックリスト付き】

調査員が来たときに慌てないよう、事前に次のことを準備しておくと安心です。


 1. 普段の生活の様子を具体的に整理する

  • 起床・就寝の時間は?

  • 食事は自分で食べられているか?(配膳、片付けなども含めて)

  • 排泄はトイレでできるか?失禁はあるか?

  • 入浴は誰の手を借りているか?

  • 服薬は自分で管理できているか?

  • 外出や趣味活動の頻度は?

日常の様子を細かく把握しておくと、調査時の受け答えに役立ちます。


2. 認知症など精神面の変化や行動の記録

  • 最近、物忘れが増えた?

  • 同じ話を繰り返すことがある?

  • 昼夜逆転、徘徊、興奮、暴言などの症状は?

  • 不安や抑うつ状態、怒りっぽさなどの精神的変化は?

可能であれば、行動や様子を日記やメモに記録しておくと説得力が増します。


 3. 医療・服薬情報をまとめる

  • 現在受診している病院、診療科、医師の名前

  • 診断されている病気の名前(例:脳梗塞、糖尿病、パーキンソン病など)

  • 毎日飲んでいる薬の一覧(お薬手帳が便利です)

主治医意見書と照らし合わせる際に、重要な参考資料となります。


 4. 家族やケアマネージャーと情報共有

  • 本人が把握しきれないことは、同席する家族がサポートしましょう。

  • ケアマネージャーがいれば、事前に打ち合わせをして調査当日も同席してもらうとより正確に伝えられます。


5. 伝えたいことはメモに書いておく

  • どうしても伝えたいこと、誤解されやすい点、気になる症状などは事前に箇条書きで整理しておきましょう。


認定調査の上で重要なのは正確な情報

■ 最後に:介護サービスの「質」を左右するのは正確な情報

認定調査は、介護保険サービスの「入口」であり、本人の暮らしを守るための大切な機会です。恥ずかしがったり、見栄を張ったりする必要はまったくありません。

むしろ、困っていること・不安なことを率直に伝えることが、本人の生活を少しでも楽にし、家族の負担を軽減するための第一歩です。

正しい認定が出れば、訪問介護やデイサービス、福祉用具レンタル、住宅改修など、様々なサービスが利用できるようになります。

ぜひ、この記事を参考にして、丁寧に準備を進めてみてください。



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