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介護付き有料老人ホームについて

更新日:4 日前


介護付有料老人ホームは、都道府県・市町村から「特定施設入所者生活介護」の指定を受けた老人ホームで、介護サービスの提供を義務付けられています。



1. 「特定施設入居者生活介護」とは?


  • 公的な基準:人員配置(介護職員・看護職員の数など)、居室の広さや設備、非常災害対策といった、国が定める厳しい基準を満たす必要があります。

  • 介護保険サービスの包括提供: この指定により、施設が提供する日常生活上の世話や機能訓練などが「特定施設入居者生活介護」として介護保険の対象となり、入居者は介護度に応じた一定の自己負担でこれらのサービスを利用できます。




介護付き有料老人ホームとは



2. 提供されるサービスの詳細


介護付き有料老人ホームでは、入居者の心身の状態に合わせて、以下のような幅広いサービスが提供されます。

  • 日常生活上の世話

  • 健康管理・医療連携

  • 看護職員によるケア: 日々のバイタルチェック(体温、血圧、脈拍など)、体調観察、薬の管理、インスリン注射、経管栄養(胃ろう)、喀痰吸引、褥瘡(床ずれ)の処置など、施設によって対応可能な医療処置は異なりますが、看護職員が中心となって健康管理を行います。(※看護師の配置時間(24時間常駐か日中のみか)は施設により異なります)

  • 緊急時対応: 体調が急変した場合、協力医療機関と連携し、迅速に対応します。

  • 医療機関との連携: 定期的な医師の往診や、必要に応じた受診のサポート(付き添い等、別途費用の場合あり)など、地域の医療機関と連携体制を築いています。

  • 機能訓練(リハビリテーション):身体機能の維持・向上を目的とし、日常生活動作(ADL)を可能な限り自分で行えるように支援します。

  • レクリエーション・アクティビティ: 体操、歌、ゲーム、手芸、書道、園芸などのほか、季節ごとのイベント(お花見、夏祭り、クリスマス会など)が企画され、生活に彩りを与えます。

  • 社会参加・交流: 他の入居者やスタッフとの交流の機会を提供し、孤独感の解消や精神的な安定を図ります。外出イベントや地域交流を行う施設もあります。




3. 人員体制


  • 要介護者3人に対して介護職員または看護職員を1人以上配置することが義務付けられています(3:1配置)。

  • ただし、これは最低基準であり、より手厚い人員配置(例:2.5:1、2:1など)で、質の高いケアを目指している施設もあります。




4. 費用について


費用体系は施設によって大きく異なるため、入居前に詳細を確認することが非常に重要です。

  • 入居一時金(前払金):

入居時に支払うまとまった費用です。家賃相当額の一部または全部を前払いする性格を持ちます。金額は0円から数千万円以上と幅広く、プランによって異なります。一定期間内(想定居住期間)で月々の家賃相当額として償却されます。償却期間や返還金の有無・計算方法は契約前に必ず確認しましょう。


  • 月額利用料

・家賃: 居室や共用施設の利用料。

・管理費: 施設の維持管理費、事務管理部門の人件費、共用水光熱費など。

・食費: 1日3食の費用(喫食数に応じて変動する場合もあり)。

・介護保険サービス費の自己負担分: 要介護度に応じて定められた費用の1割~3割(所得に応じて変動)。介護付き有料老人ホームでは、この部分が包括的な定額制となっているのが特徴です。

・別途かかる費用(例):おむつ代、個人の医療費(往診費、薬剤費など)、理美容代、個人の嗜好品購入費、一部のレクリエーション参加費、個室の水道光熱費など。



5. 入居の対象者


  • 原則として65歳以上の方。

  • 「介護付」のため、要支援1~2、要介護1~5のいずれかの認定を受けている方が主な対象です。

  • 施設によっては、自立(要介護認定なし)の方も入居できる「混合型」のホームもあります。

  • 認知症の症状や、必要な医療ケアの内容によっては、入居の可否が個別に判断されます。受け入れ基準は施設ごとに異なります。



6. メリットと留意点


  • メリット:

  24時間介護スタッフが常駐しており、夜間も安心。

 介護サービスが施設内で完結し、外部サービスを手配する手間がない。

 看護職員による健康管理や緊急時対応が受けられる。

 食事やレクリエーションなど、生活全般のサポートが充実している。

  • 留意点:

 他の入居者との共同生活となるため、プライバシーへの配慮や人間関係など、集団生活へ の適応が必要。

 提供されるサービス内容や施設の雰囲気、得意とするケア(医療、リハビリ、認知症など)は施設ごとに大きく異なるため、ミスマッチが起こらないよう慎重な施設選びが重要。



7. 施設選びのポイント

   後悔しない施設選びのためには、以下の点を考慮し、比較検討することが大切です。

  • 本人・家族の希望整理: どのようなケアが必要か、予算はいくらか、どのような生活を送りたいか、立地条件などを明確にする。

  • ケア体制の確認:

  • 医療・看護体制:協力医療機関、看護師の配置時間、対応可能な医療処置。

  • 認知症ケア:専門スタッフの有無、フロア分け、徘徊対策、個別ケアの実施状況。

  • リハビリ体制:専門職の配置、設備、プログラム内容。

  • 看取りへの対応方針と実績

  • 生活環境の確認

・居室:広さ、設備(トイレ、洗面台、収納、ナースコール)、日当たり、プライバシー

・共用スペース:食堂、浴室、機能訓練室、談話スペースなどの清潔さ、快適性、雰囲気

・食事:メニューの内容、味付け、形態食への対応、アレルギー対応。



8. 私たちあんしんホームにできること


介護付き有料老人ホームは、手厚い介護と安心の環境を提供する一方で、費用やサービス内容、雰囲気は千差万別です。ご本人とご家族が納得できる、最適な施設を見つけるために、情報収集と比較検討を十分に行うことが重要です。


私たち あんしんホーム では、こういった施設の特徴を把握しながら、お身体の状態に合った施設のご提案をさせていただいております。

家族が要介護3と認定されたけど、どんな施設が良いんだろう?認知症の診断があるけど、どんな施設が受け入れてくれるのだろう?そういったお悩みにも親切丁寧に対応いたします。

あんしんホームのスタッフは全員医療系国家資格を保有しているため、現在のお身体に適した施設を医療知識を基にご説明・ご案内させていただきます。


あんしんホームは医療系国家資格者が親切丁寧に対応します

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