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病名だけでは、その方に必要な支援は分かりません|千葉の老人ホーム相談員インタビュー・理学療法士 佐藤|あんしんホーム

【スタッフインタビュー|千葉エリア・理学療法士 佐藤】身体のこと、こころのこと、暮らしの場所。この三つを合わせて考えます

2013年に理学療法士の資格を取得し、病院、特別養護老人ホーム、訪問リハビリ、そして精神科の現場で経験を積んできた佐藤。現在は千葉県の東葛地域を中心に、施設のご相談に対応しています。身体の状態、こころの状態、生活する環境。その三つを合わせて考えることで、ご本人とご家族が「ここでどのように暮らしていけるか」を具体的に思い描けるよう支えます。

── ご相談者と接するとき、意識していることはありますか?

それぞれの方の想いをよく聞かせていただくよう意識しています。条件はもちろん必須のものとして伺いますが、それに加えて、施設を選ぶことになった経緯や想い、望むことをしっかり聞き取るようにしています。

ご相談を伺いながら施設を調べる理学療法士の佐藤

── 医療・国家資格者としての視点が活きるのはどんな場面ですか?

病気や身体の状態を理解したうえで、「その方がどのような暮らしを望み、それを実現するには何が必要か」を、ご本人やご家族と一緒に考える場面です。これまでの経験は、大きく三つの面で活きています。

一つ目は、病気や現在の身体の状態を、日々の暮らしと結びつけて考えられることです。

病名だけでは、その方に必要な支援は分かりません。同じ病気でも、生活の中でできることや困っていること、大切にしていることは一人ひとり異なります。リハビリの現場で培った知識と経験をもとに、今の状態に加えて、今後の経過で考慮すべきことも整理しながら、施設選びを支援しています。

ご家族にとっては、病気への不安を「暮らしの中でどのような支援が必要か」という具体的な視点に置き換えて考えられることが、安心につながると考えています。

二つ目は、施設の環境を、その方の希望する生活が実現できるかという視点で捉えられることです。

訪問リハビリでは、ご自宅の環境を調整し、ご本人と目標を共有しながら、生活を支えてきました。その中で大切にしていたのは、「歩くこと」そのものが目的とは限らない、ということです。歩いた先で何をしたいのか、どのような時間を過ごしたいのか。その先にある希望こそが、本来の目標だと考えています。

そして、その希望をかなえる方法は、歩くことだけではありません。環境を整えたり、別の移動手段を取り入れたりすることで、実現できることもあります。施設選びでも同じように、設備の有無だけでなく、その環境や支援がご本人の暮らしにどう役立つかを考えます。「ご本人とご家族の希望をかなえられる場所はどこか」という視点を持てることは、在宅での経験が活きている部分です。

施設の種類と特徴を説明する理学療法士の佐藤

三つ目は、精神科での勤務経験を活かし、ご本人やご家族の気持ちに寄り添って関われることです。

精神科の病院では、認知症の方に加え、うつ病や統合失調症などの病気を抱える方のリハビリにも携わってきました。そこで接してきたのは、検査の数値や身体の状態だけでは捉えきれない、ご本人のつらさや生活のしづらさです。

その経験から、病気について理解することと同じくらい、その方の思いを聴くことを大切にしています。施設への入居を考える際にも、ご本人とご家族では思いや不安が異なることがあります。それぞれの気持ちを受け止めながら、一緒に考えていく姿勢が、私の強みだと思っています。

医療の知識を持つスタッフが対応する意味は、病気について説明できることだけではありません。身体の状態、こころの状態、生活する環境を合わせて考え、ご本人とご家族が「ここでどのように暮らしていけるか」を具体的に思い描けるよう支えることにあると考えています。

── ご家族に提供できている「安心」は、どんなところだと思いますか?

「知らない」を「わかる」ようにして安心感をお持ちいただくこと、漠然とした不安を解消することだと思っています。

── これまでのご相談で、特に印象に残っているエピソードを教えてください。

今ご入居されている施設で面会制限があったり、サービスの手厚さの面でご希望が叶わないまま生活されていた方のケースです。ご自身たちで選んだ施設に後悔されていましたが、「施設を移ることはできないのではないか」「移ると言ったら嫌がらせされるのではないか」というご不安を抱えておられました。

ご家族と相談をしながら不安を一つずつ解消して進めていき、ご希望に合う施設へご入居いただくことができました。ご家族は面会ができるようになり、お互いに笑顔が増えたそうです。後に「お陰様で最期の場面まで立ち会うことができました」とご連絡をいただきました。

介護度が軽く身寄りもなく、生活保護等の条件が噛み合わないため、他社が探しても見つからないと匙を投げられてしまったケースもありました。私を信じてご相談してくださったということもあり、最後までサポートしようと思いました。最終的に受け入れ先は遠方ではあったものの、ご縁のある地域で施設を見つけることができました。

── どんなときに「この仕事をしていてよかった」と感じますか?

関わる方の生活に安心を提供したいという思いが一番です。住まいが変わることはライフステージの大きな変化で、ご入居される方もその周りの方も不安と葛藤がある中、覚悟を決めて施設に入居されます。

私が関わることでその不安や葛藤を解消し、安心して施設を決めることができれば、ご夫婦やご家族同士の関係も良好なまま、新しい生活に移行することができます。その結果、人生の最期を「これで良かった」と思える状態で迎えていただきたい。そのような想いが一番の原動力です。

施設をご検討の方へひとこと

情報がすぐ入手できる時代だからこそ、正しい情報を選択しづらくなっています。不安なときこそ頼ってください。必ず解決いたします。

相談員プロフィール

  • 担当エリア:千葉エリア
  • 保有資格:理学療法士(2013年取得)
  • 経験:病院、特別養護老人ホーム、訪問リハビリ、精神科でのリハビリを経験
  • 出身:スイカの名産地、千葉県富里市
  • 趣味:筋トレ、子どもと遊ぶこと、DIY
  • こんなご相談が得意です:認知症やうつ病など、こころの状態も踏まえた施設選び、在宅での生活からの住み替え、条件が複雑で他社に断られたご相談
千葉エリア担当 理学療法士 佐藤
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