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若年性認知症と施設探し 〜難しい事例も決して諦めない〜

【事例紹介】若年性認知症の54歳女性
― 小規模多機能からグループホームへつないだ支援の記録 ―
若年性認知症の発症と在宅介護の悩み
若年性認知症を抱える54歳の女性、Aさん(仮名)のケースです。中学生の息子さんとご主人の3人で暮らしており、まだお若い中での発症にご家族の戸惑いも大きなものでした。

要介護1の認定を受け、小規模多機能型居宅介護を利用。日中は笑顔も見られましたが、ご自宅に戻ると落ち着きなく家中を歩き回ることが多く、ご家族は常に目を離せない状態でした。「少しでも落ち着いてもらえたら…」という思いから、ケアマネジャーや市の担当者と次の支援を考え始めました。

急激な状態悪化と施設探しの壁
動きの多さを抑えるため、一時的に入院し投薬調整を行いました。しかし薬の影響で意識がぼんやりとし、車いすで身体が傾き、食事も介助が必要な状態に。介護度は要介護1から一気に4へと上がり、ご家族は「どうしてこんなに急に…」と深い不安に包まれました。

その後、薬を慎重に調整し自力で歩けるまでに回復しましたが、次の壁は施設探しでした。「状態が不安定」「動きが多い」という理由で面談で断られることが続きました。それでも関係者が粘り強く調整を重ね、ついに若年性認知症の受け入れ経験と理解があるグループホームへの入所が決まりました。

動ける喜びとご家族の絆
グループホームでの生活が始まると、Aさんは元気を取り戻し歩き回るようになりました。「歩けるようになったこと」は喜びでしたが、転倒リスクや夜間の見守りなど新たな課題も生まれました。施設側が日々対応を工夫し、外来通院で薬の再調整を行いながら少しずつ落ち着きを取り戻しています。

ご主人の深い愛情

「一緒に外の空気を吸うだけでも、妻の表情が変わるんです」

ご主人は今でも定期的に施設へ足を運び、Aさんを散歩に連れ出します。スタッフ・家族・医療機関が一体となり、Aさんらしい時間を支えています。

まとめ:今できることを一歩ずつ
若年性認知症という特有の課題、薬による体調変化、受け入れ施設探しの難しさなど、多くの要素が重なった事例でした。しかし、関係者が諦めずに支援を続けたことで最適な環境へつなげることができました。介護の現場では、「今できること」を一歩ずつ積み重ねていくことが、ご本人とご家族の安心へとつながります。

一人ひとりの“これから”に寄り添う「あんしんホーム」
どんな状況でも、その方らしく笑顔で過ごせる場所を一緒に見つけていきます。施設探しや介護のご相談は、どうぞお気軽にご連絡ください。
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