【スタッフインタビュー|千葉エリア・理学療法士 下村】施設が決まることはゴールではなく、その先の暮らしの始まりです
2019年に理学療法士の資格を取得し、大学病院で脳卒中や骨折後の方、パーキンソン病や心疾患を抱える方など、さまざまな方の身体に向き合ってきた千葉エリア担当の下村。条件を伺う前に、まず「今、何にお困りですか」とお聞きします。施設が決まることをゴールとせず、その先の暮らしが続いていくかどうかを見据えて、ご提案しています。
── ご相談者と接するとき、意識していることはありますか?
条件を伺う前に、まず「今、何にお困りですか」「入居されたあと、どんな毎日を過ごしたいですか」とお聞きしています。同じ「予算○万円、○○市内」というご希望でも、その背景にあるお気持ちは一人ひとり違うからです。ご本人が望むことと、ご家族が心配されていることが少し違う場合もあります。どちらの想いも大切にしながら、「これなら安心して決められる」と思っていただけるご提案を心がけています。

── 医療・国家資格者としての視点が活きるのはどんな場面ですか?
「施設を見極めるとき」と「ご家族にご説明するとき」です。私は理学療法士として、大学病院で脳卒中や骨折後の方、パーキンソン病や心疾患を抱える方など、さまざまな方の身体に向き合ってきました。「今どこまで動けるか」「これからどう変化しそうか」を読み取る視点を、施設探しに活かしています。
施設をご提案する際は、必要な医療的ケアが日常的に行われているか、お身体の状態が変わったあとも暮らし続けられるかを、医療の視点から見極めます。
ご家族へのご説明では、病名や要介護度を「今のお身体にはこういう支援が必要で、それができるのはこのタイプの施設です」と暮らしに結びつけてお伝えします。「まだ一人でできる」というお気持ちと実際の状態にずれがあるときは根拠を添えてお伝えし、「受け入れ先がない」と諦めかけているご家族には、対応できる施設の道筋を示して一つひとつ確認していきます。
ご本人の身体を正しく理解し、安心して暮らし続けられる場所を選ぶ。そのために私の資格と経験を使いたいと考えています。

── ご家族に提供できている「安心」は、どんなところだと思いますか?
「入居したあと、ちゃんと暮らしていけるか」を、具体的に確かめられることだと思います。設備の充実度だけでなく、スタッフの声のかけ方、入居者の表情、一日の過ごし方など、実際に足を運ばないと分からない情報こそ、ご家族が本当に知りたいことです。
それらを包み隠さずお伝えし、ご入居後の生活を具体的にイメージしていただいた上で選んでいただく。その積み重ねが、「この選択でよかった」という安心につながると考えています。
── これまでのご相談で、特に印象に残っているエピソードを教えてください。
以前の施設がどうしても合わず、住み替えをご希望された方のご相談です。何が合わなかったのかを丁寧に伺うと、設備や費用ではなく、入居者同士の距離感やスタッフとの関わり方に理由がありました。
そこを軸に新しい施設をご紹介したところ、ご入居後に「施設内でご友人ができ、毎日楽しく過ごしている」とご連絡をいただき、心からほっとしました。条件表には出てこない「その方と施設との相性」を確かめることの大切さを、改めて教えてもらったご相談です。
── どんなときに「この仕事をしていてよかった」と感じますか?
ご本人が新しい環境になじみ、穏やかに笑って過ごされていると伺ったときです。ご家族から「あの時相談してよかった」と言っていただけると、この仕事の意味を実感します。
施設が決まることはゴールではなく、その先の暮らしの始まりです。だからこそ、一つひとつのご相談に、その方の「これから」を想像しながら向き合い続けたいと思っています。
施設をご検討の方へひとこと
「まだ相談する段階じゃないかもしれない」「何から聞けばいいのか分からない」。そんな状態でお越しいただいて大丈夫です。
エリアやご予算はもちろん、お身体の状態、そしてこれまで大切にしてこられた暮らし方まで、ゆっくり伺いながら、その方にとって本当に合う場所を一緒に探していきます。小さな迷いや不安も、そのままお聞かせください。
相談員プロフィール
- 担当エリア:千葉エリア
- 保有資格:理学療法士(2019年取得)
- 経験:理学療法士として6年。大学病院・整形外科での勤務を経験し、脳卒中や骨折後の方、パーキンソン病や心疾患を抱える方のリハビリに従事
- 出身:宮崎県
- 趣味:サッカー観戦
- こんなご相談が得意です:医療的ケアが必要な方の施設選び、「受け入れ先がない」と言われたご相談、施設が合わずに住み替えをお考えの方

