【介護施設の選び方】後悔しないための見学ポイント完全ガイド!~準備から見学後まで徹底解説~
- rehabiliport2019
- 5月30日
- 読了時間: 8分
ご自身や大切なご家族様の介護を考え始めるとき、施設選びは本当に重要なステップですよね。パンフレットやウェブサイトだけでは伝わらない「施設のリアル」を知るためには、やはり実際に見学することが何よりも大切です。
でも、「限られた時間で何を見ればいいの?」「聞き忘れたことがあったらどうしよう…」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、そんな不安を解消し、効率的に、そして何より後悔しない施設選びをするために、見学時に押さえておきたいポイントを準備段階から見学後の振り返りまで、ぎゅっとまとめてご紹介します。ぜひ、あなたの施設選びにお役立てください!

1.見学前の「完璧な段取り」が成功への第一歩!
見学はぶっつけ本番ではなく、実は、事前の準備こそが、満足のいく施設選びの最大のカギを握っています。
✅ これで聞き忘れなし!「質問リスト」で疑問を完全攻略
「あれも聞きたかったのに…」「これも確認し忘れた!」なんて後悔をしないために、事前に聞きたいことをリストアップしておきましょう。例えば、こんな感じです。
緊急時の医療連携体制はどのようになっていますか?
看取りには対応していますか?具体的なサポート内容も知りたいです。
夜間のスタッフさんの配置人数は何人ですか?
入居されている方の平均的な介護度はどれくらいですか?
(その他、個別に気になることをどんどん書き出しましょう!)
✅ 自分だけの「ゆずれない条件チェックリスト」を作成しよう
インターネットや情報誌で紹介されている「施設選びのポイント」などを参考に、ご本人やご家族にとって「これだけは譲れない!」という項目をまとめたオリジナルのチェックリストを作りましょう。これがあれば、見学中も冷静に、モレなく確認できます。
✅ ご本人と家族の「理想の暮らし」を明確に共有
見学するご本人(入居を検討されている方)が「どんな生活を送りたいか」、そしてご家族として「どんな点を重視したいか」を、事前にしっかりと話し合っておくことが大切です。希望が明確であればあるほど、施設側も的確な情報を提供してくれますし、質問の精度も上がります。
✅ 見学する「時間帯」も重要!施設の日常を覗いてみよう
施設の活気が感じられる時間帯(例えば、食事時やレクリエーション中など)に見学できると、普段の様子がよく分かります。より深く施設を理解するためにおすすめです。
✅ 忘れずに持っていきたい「見学道具」
筆記用具・メモ帳: 気づいたことや説明された大切な情報を、その場でサッと記録!
カメラ (スマートフォンでOK): 施設の許可を得て、居室や共用スペースなどを撮影しておくと、後で他の施設と比較検討する際に非常に役立ちます。
要介護(要支援)認定の結果通知書: 施設によっては提示を求められることがあるので、コピーを持参するとスムーズです。
かかりつけ医の情報・服用中の薬の情報がわかるもの (お薬手帳など): 医療面での具体的な相談をする際に役立ちます。
2.見学中は「五感」をフル活用!肌で感じるリアルな情報
いよいよ施設見学当日!パンフレットやウェブサイトだけでは決して分からない、施設の「空気感」や「雰囲気」を五感をフルに使って感じ取りましょう。
2-1. スタッフの「表情」と「心温まる接し方」に注目!
施設の「顔」とも言えるスタッフの方々の様子は、非常に大切なチェックポイントです。
笑顔で明るく、丁寧な対応か? 入居者さんだけでなく、見学に訪れた私たちにも温かく接してくれるか確認しましょう。
言葉遣いは適切か? 上から目線ではなく、敬意を持った言葉遣いかどうか。
入居者さん一人ひとりの目を見て話しているか? 機械的ではなく、心を通わせようとしているか。
困っている入居者さんがいた際に、すぐに気づき、親身に対応しているか?
スタッフ同士の連携はスムーズで、雰囲気は良いか?
身だしなみは清潔感があり、プロフェッショナルか?
2-2. 入居者さんの「イキイキとした雰囲気」を肌で感じよう
実際にそこで生活されている方々の様子から、施設の居心地の良さやケアの質を推測できます。
入居者の方々の表情は明るく、穏やかそうか?
何かしらの活動に楽しそうに参加している方がいるか? 施設全体に活気があるか?
入居者さん同士で、自然な会話や交流が見られるか?
身だしなみは清潔感があり、整っているか? (これは、施設のケアが行き届いているかどうかの大切な目安にもなります)
個人のペースを尊重し、ゆったりと過ごせているか? (過度に管理されている息苦しさがないか)
2-3. 施設全体の「清潔感」と気になる「臭い」をチェック!
衛生面は、安心して快適な毎日を送るための基本中の基本です。隅々までチェックしましょう。
エントランス、廊下、リビング、食堂、浴室、トイレなど、隅々まで清掃が行き届いているか?
可能であれば、モデルルームだけでなく、他の居室(空室があれば)も見せてもらい、清潔さを確認しましょう。
不快な臭い(排泄臭、カビ臭など)はしないか?
物が散乱しておらず、きちんと整理整頓されているか?
2-4. 毎日使うからこそ「設備・環境の具体的な使いやすさ」を確認
快適な生活を送るためのハード面も、実際に使うことをイメージしながら、しっかりと確認しましょう。
居室:
広さ、日当たり、風通しはどうか?
ナースコールは手の届きやすい場所に複数設置されているか?
コンセントの位置や数、照明の明るさ調整機能、トイレ・洗面台・収納スペースの使い勝手は?
車いすでの利用はスムーズか?
家具の持ち込み範囲やルールは?
浴室:
個浴、大浴槽、機械浴など、種類は?ご本人の身体状況に合った設備があるか?
手すりの位置や数、滑り止めマットなどの安全対策は適切か?
脱衣所の広さや室温は快適か?
食堂:
清潔感があり、テーブルや椅子の高さは適切か?
車いすでの移動はスムーズにできるか?
可能であれば、食事の時間帯に見学し、配膳の様子や食事介助の雰囲気も確認できるとベストです。
廊下・階段:
手すりは適切に設置されているか?
段差や急な傾斜はないか?床材は滑りにくいか?
車いす同士がすれ違うのに十分な幅があるか?
非常口・避難経路:
表示は分かりやすく、見やすいか?
避難経路図を確認し、実際に少し歩いて確認できるか?
防災設備(スプリンクラー、消火器など)はきちんと整備されているか?
2-5. 「どんなサービスを受けられる?」具体的な内容をしっかり確認
日々の生活を支えるソフト面は、入居後の満足度に直結する最も重要なポイントの一つです。
食事:
献立表を見せてもらい、栄養バランス、飽きさせない工夫、季節感などをチェックしましょう。
アレルギーや持病への対応、きざみ食・とろみ食といった個別対応は可能か?
食事の時間帯や雰囲気はどうか?
可能であれば、試食させてもらえるか聞いてみましょう。
医療体制:
提携している医療機関はどこか?緊急時の対応フローはどうなっているか?
看取りへの対応は可能か?その場合の具体的なサポート内容は?
服薬管理の方法や、定期的な健康チェックの頻度・内容について詳しく聞きましょう。
レクリエーション・イベント:
年間スケジュールや月間予定表を見せてもらいましょう。
入居者さんの興味や能力に合わせた多様な内容が用意されているか?
参加は自由か? 強制的な雰囲気はないか?有料か無料か?
外出イベントや地域住民との交流の機会はあるか?
生活支援サービス:
洗濯、居室の清掃、買い物代行、理美容サービスなどの範囲や費用(有料か無料か)を確認しましょう。
日中の過ごし方や、夜間の巡回の頻度も大切なポイントです。
ケアプラン:
どのように作成され、どのくらいの頻度で見直されるのか?
ご本人や家族の意向が、どの程度ケアプランに反映されるのか、しっかり確認しましょう。
3.見学後は「冷静な振り返り」と「納得のいく比較検討」を!
見学が終わったら、ほっと一息…といきたいところですが、大切なのはここからです。
✅ メモの整理は「見学直後」の熱いうちに!
見学中に気づいたことや感じたことは、時間が経つと意外と忘れてしまうものです。施設を出たら、できるだけ早くメモを整理し、自分の言葉で感想を書き留めておきましょう。
✅ 家族みんなで「情報共有」と「本音の話し合い」
複数人で見学した場合は、それぞれが感じたことや気になった点、良かった点などを共有し、しっかりと話し合いましょう。異なる視点からの意見は、思わぬ気づきや、より深い理解につながります。
✅ 疑問点は「遠慮なく再確認」!納得いくまで質問しよう
見学中に聞きそびれてしまったことや、帰ってから「あれはどうなんだろう?」と新たに疑問に思ったことがあれば、遠慮なく施設に電話やメールで問い合わせてみましょう。誠実な施設であれば、快く対応してくれるはずです。
✅ 複数の施設は「比較表」でメリット・デメリットを徹底整理!
いくつかの候補施設を見学したら、それぞれの特徴を比較表などにまとめるのがおすすめです。費用、提供サービス内容、施設の雰囲気、スタッフの印象など、ご家族にとって重要な項目ごとに点数をつけたり、◎〇△などで評価したりするのも、客観的に比較検討する上で非常に有効です。
もし、施設見学に不安がある、専門家のアドバイスも聞いてみたい…
そんな時は、どうぞお気軽に私たちにご相談ください。 私たちあんしんホームでは、施設見学の際に経験豊富なスタッフが同行させていただき、その場で疑問点や不安な点を解消できるよう、しっかりとサポートいたします。 また、医療国家資格を持つ専門スタッフが、ご本人様・ご家族様のご希望、お身体の状態や必要な医療行為の有無などを総合的に考慮し、お一人おひとりに最適な施設をご提案できるよう、親身になってお手伝いさせていただきます。
施設探しでお困りの際は、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせくださいね。
Comentarios