【地域の安心を支える】社会福祉協議会(社協)とは?日常生活自立支援事業もご紹介
- rehabiliport2019
- 4月27日
- 読了時間: 4分
更新日:4月28日
皆さま、「社協(しゃきょう)」という言葉を聞いたことはありますか? もしかしたら、お住まいの地域で見かけたり、耳にしたことがあるかもしれませんね。
社協は「社会福祉協議会」の略称で、私たちの街の福祉を支える、とても身近で大切な存在です。 今回は、この「社協」について、そして社協が行っている支援の一つ「日常生活自立支援事業」についてご紹介します。

社会福祉協議会(社協)ってどんなところ?
社協は、地域に根ざした民間の社会福祉法人です。 地域にお住まいの皆さまや、福祉・保健・医療などの関係機関、ボランティアの方々と協力しながら、「誰もが安心して心豊かに暮らせる福祉のまちづくり」を目指して活動しています。
簡単に言うと、地域のみんなで、地域の福祉を良くしていくための中心的な役割を担っている団体、それが社協です。
社協の主な役割
社協は、高齢の方、障がいのある方、子育て中の家庭、生活に困窮されている方など、様々な方の暮らしを支えるために、幅広い活動を行っています。
相談支援: 「どこに相談したらいいかわからない…」そんな悩みや困りごとを、専門の相談員が親身になってお伺いし、解決に向けて一緒に考えてくれます。まさに「身近な相談窓口」です。
福祉サービスの提供: 一人ひとりの状況やニーズに合わせた福祉サービスを提供し、地域での安定した生活をサポートします。
ボランティア活動の推進: 「誰かの役に立ちたい」「地域のために何かしたい」という温かい気持ちを繋ぎ、支え合いの輪を広げるボランティア活動を応援しています。
地域福祉活動の企画・運営: 地域全体の福祉課題を見つけ出し、それを解決するための様々な活動(イベント、講座、交流会など)を企画・運営しています。
このように、社協は地域に暮らす私たちにとって、「頼れる存在」なのです。
【判断に不安のある方をサポート】日常生活自立支援事業のご紹介
社協が行っている様々な事業の中でも、今回は特に「日常生活自立支援事業」に注目してみましょう。
この事業は、判断能力が十分でない方が、住み慣れた地域で安心して自立した日常生活を送れるようにサポートするものです。
● どんな方が対象?
具体的には、知的障がい、精神障がい、認知症などにより、ご自身で物事を判断することに不安があり、日常生活を送る上でサポートが必要な方が対象となります。
● 具体的なサポート内容
ご本人の意思を尊重しながら、以下のようなきめ細やかなサポートを行います。
福祉サービスの利用援助:
利用できる福祉サービスの情報提供
サービス利用の申請手続きのお手伝い
サービス提供事業者との連絡調整 など
日常的な金銭管理のお手伝い:
年金や福祉手当などの受け取り手続きのサポート
家賃、公共料金、医療費などの支払い手続き
日常的な買い物などに使う現金の預かりと払い出し など
大切な書類等の預かりサービス:
通帳、印鑑、権利書、保険証書、年金手帳など、大切な書類を安全に保管します。
住居に関する支援:
賃貸契約の手続きや更新のお手伝い
住まいの確保に関する情報提供
成年後見制度利用支援:
成年後見制度に関する情報提供や利用相談
制度利用の手続き支援
選任された成年後見人等との連携 など
● どうやって利用するの?
もし、ご自身やご家族の中に、判断能力に不安があり、上記のような支援が必要かもしれないと感じる方がいらっしゃいましたら、まずはお住まいの市区町村の社会福祉協議会にご相談ください。専門の相談員が詳しくお話をお伺いします。

施設入居などでお困りの方へ
私たち「あんしんホーム」は、相談員が全員【医療国家資格】を保有しており、地域の福祉事業者様ともスムーズに連携を図りながら、ご本人の状況に合わせた施設入居などのサポートを行っております。
実際に社協と連携して施設入居をサポートさせていただいた実績もございます。
「施設を探しているけれど、どう進めたらいいかわからない」「本人の状況に合う施設が見つからない」など、施設入居に関するお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
いかがでしたでしょうか? 社会福祉協議会(社協)は、私たちが地域で安心して暮らしていくために、様々な形でサポートしてくれる心強い存在です。
Comments