【事例紹介】統合失調症を患う70代男性の施設入居支援について
- rehabiliport2019
- 7 日前
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更新日:3 日前
今回は、先日紹介した統合失調症を患っていらっしゃる方の施設探しのポイントについて当社の事例をを元にご紹介します。

【ご相談内容】
対象者様は統合失調症を患い、陽性症状の悪化により精神科病院に長期入院されていました。治療とリハビリの結果、症状が安定し退院の許可が下りましたが、退院後も精神科への定期的な通院および訪問看護・訪問診療が必要な状況でした。
そのため、ご家族より「医療的な支援体制が整った施設への入居を支援してほしい」とのご相談をいただきました。
【施設探しのポイント】
施設選定において重視した点は以下の2点です。
通院・医療連携の確保 :入院していた病院への定期通院が可能であること、また症状悪化時に再入院できる「バックベッド(受け入れ先病床)」の確保が可能かどうかを確認しました。
集団生活への適応 :施設入居においては、他の入居者との共同生活が前提となるため、「自傷・他害行為がない」ことが絶対条件となります。
【入居までの経緯】
ご本人様は「他者のサポートもありながら自由に生活できる場所」を望んでいたこと。そして長期の入院と治療・リハビリにより症状が安定していたことから、いくつかの施設にご相談した結果、柔軟に対応していただけるサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)をご紹介いたしました。
入居にあたっては以下の点について事前に施設側と綿密に調整しました。
定期通院の対応体制
訪問看護・訪問診療の受け入れ可否
症状悪化時の緊急対応(バックベッド)の有無
また、自立支援にて継続的に訪問看護・訪問診療を受ける必要があったため、精神疾患に強い訪問看護ステーションや訪問診療を紹介していただけるかどうかも事前に確認しました。
【現在の生活状況】
「他者のサポートを受けながらも自由に生活したい」というご本人の希望に沿い、精神的ケアが継続できる環境での生活が実現しました。
現在は、訪問看護・訪問診療の支援を受けながら、落ち着いた日常を過ごされています。
【当社の強み】
私たち あんしんホーム のスタッフは、医療国家資格を保有しており、高い専門性をもってご相談に対応しております。
さらに、精神科病院での勤務経験を持つスタッフも在籍しており、入院・通院中の医療機関との連携や、今後必要となる支援内容についても的確に把握することができます。そのため、精神疾患をお持ちの方に対しても柔軟かつ的確なサポートが可能です。
また、介護や医療の知識だけでなく、対象者様が「その人らしく過ごせる環境」をご提案できるよう、私たちの持てる知識と経験を最大限に活かして支援いたします。
精神疾患をお持ちの方の施設入居に関するご相談も、どうぞお気軽にお問合せ・ご相談ください。

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